今思うこと、つらつらと。
久しぶりの更新です。
引っ越しと仕事が繁忙期で、なかなかゆっくり書ける時がありませんでした。
引っ越したことで少し通勤時間が長くなり、本を読んでいます。
コロナ前はたまに講演会とか研修会に行っていたのですが、行けていなく、本を読むことでいろいろ思い出している感じです。
読んでいる本は、私のゼミの先生、近藤直子先生の本なのですが、私の根本を思い出すものとなっています。
子どもはみんな、成長したいと思っていて、成長する力を持っていて、かわいい存在だということです。
子どもがかわいいというのを忘れていたわけでは無いのですが、日々の業務に追われて忘れかけていた気持ちを思い出しています。
子どもを見る時、発達検査の結果を見て、それを元に発達年齢を考え、それに合わせて療育するわけですが、そこにとらわれすぎていないかなと自己反省したわけです。
子どもはそこにずっととどまっているわけではなく、常に前に進もうとしています。
それを生かすも殺すも周りの大人次第だと思うわけです。
この子はこのくらいの遅れがあるから、ということを把握しつつ、そこから成長するためにどんなアプローチをするか。
それは、それぞれ子どもによって違うのですが、共通するのは、いかに楽しませるか、やる気にさせるかだと思います。
拒否が多い子どもにも、何か理由があって、拒否をするから、ほんとにやりたくない(成長したくない)訳では無いことを理解して、理由を把握することや、楽しい気持ちになって、乗せるためにはどうしたら良いかを考える必要があるのです。
今はちょうど新年度が始まって、環境が変わることも多く、不安が大きくなる時期です。
そんな時に、心の拠り所となる人や場所をいち早く見つけることが安定への近道となります。
それには、近くにいる大人が子どものことをよく理解してあげることが大事ですよね。
理解してもらえることが、子どもの1番の原動力になります。
大人が拒否する子どもをめんどくさいと思ったり、自分に従わせようという気持ちがあると、子どもは感が働くので、どんなに優しそうな言葉をかけて、顔が笑っていても、感じるのです。
自閉症スペクトラムのお子さんも、感じます。
空気読まないと言われてますが、そうした感覚は優れています。
好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、好きでこそ、楽しいことだからこそ、身についていくし、やりたい気持ちも出ます。
いかに楽しくということを考えながら子どもと関わらないと何も進まないです。
噛み合わすのは大人の役割です。
子どもができないのではなく、大人が出来ていないのです。
自分にも言い聞かせつつ、つらつら書きました。