発達

みんないい子だよ。

子育て相談を受け付けております。1人で抱え込まず、気軽に気持ちを言えたり、悩みを相談できる場所作りをしたいと思っています。

遊びの大切さ

早期教育の流れが加速し、英語、ひらがな

、数などを小さい時期から教えるのが良いという考えがあります。それに対して否定するつもりはありませんし、本人が好きで小さい頃から始めて、将来の仕事に結びつくということもあると思います。

でも、それだけが出来ればいいのか?

そんなことは思ったりします。

私は、保育士時代、幼稚園教諭時代がありますが、どちらも教育的要素や行事が多く、園で過ごすほとんどの時間をそれに費やしてしまいます。新任の時は、やり遂げたことが子供たちの自信になるということを信じて、必死に教えていました。かなり厳しい先生だったようで、その時代に担任していた子どもが大人になった時に会うと、「怖かった」と言われてしまいます。黒歴史です。

私自身が少し周りが見え、自分の考え方が確立してくると一体何をしているんだろうという気持ちになりました。

本来、園には集団生活をしに、遊びに来ているはず、子どもは遊ぶのが仕事ではないのか?

でも、園の方針や保護者さんの期待に答えることも私の役割りであると考え、できるだけ遊ぶ時間を確保出来るようにしました。とはいえ、全然少ないですが。

そうなんです。子どもは、遊びから学ぶことが沢山あります。

感覚遊びから始まり、好きな遊びが出てきて、年少さんくらいまでは、並行遊びと言って、同じ場にいてそれぞれ遊ぶことも多々見られますが、それ以降、相手を意識し、1番になりたい、勝ちたいという気持ちが出てきて、さらに勝つ時もあって、負ける時もあるけど、友達と遊ぶこと自体が楽しいというふうに遊び方が変わってきます。並行遊びの時代以降に相手を意識すると書きましたが並行遊びの時代にも、遊びを進めるのが自分というだけで既に、周りは見始めています。あのおもちゃいいなーとか。それで、取ってしまうなどトラブルも起きるわけです。

遊びながら社会性、言語の発達、空気感、身体の使い方など、学ぶことが沢山。その時代を学習だけで費やすのは、勿体ないと思いませんか?

就学に向けての最低限の学習は必要だと思いますので、少しずつ数字やひらがなに興味を持つように促していく必要はあるとは思いますが、年少で、自分の名前を雰囲気で分かるようになり、だんだん1文字1音を理解出来れば良く、数量5個位までの理解が出来ていればいい。

年中で読めるひらがなを増やし、書きたがれば書き始める年長でひらがなの読み書き出来れば大丈夫。

なので、2歳からとか、行なう必要はないと思っています。

幼児期、学童期、それ以降も、親が言うことより、友達の影響とか、友達に言われたことの方が響きますよね。

友達との関わりが子どもがの心を育てるのです。

小さい頃はまず信頼できる大人との遊びが楽しいから始まるのでそこを十分に味わった方がその後の友達関係はうまくいきます。

同年代の友達と遊ぶのが苦手、近寄るのも嫌なお子さんは、信頼できる大人を沢山作って、大人との遊びを沢山楽しむことから始めて下さい。まずはある程度合わせてくれ、引っ張ってくれる大人と遊ぶことから、人と共感して遊ぶことの楽しさを感じていけるようにしてください。そして、大人の仲介の元、少しずつ子どもとの距離を縮めていくのです。

共感がたくさんできる子は、人の気持ちも理解しやすくなります。