子どもの人的環境について
皆さんは、自分の担任や担当の先生は優しい方がいいですか?厳しい方がいいですか?
私は断然優しい派です。
ASDのお子さんで、厳しい先生が好きな子がいます。
自己肯定感が低くなりがちなので、優しい方がいいのでは?なんで厳しい方がいいのかな?
そう考えた時に、厳しいと言うより、ダメならダメ、いいならいいとはっきり言ってくれるってことかなと思いました。
恐らく、お子さんが言う厳しい先生は、バシっと言ってくれるってことじゃないかと。
要するに、わかりやすいってことですね。
「本当はダメだけど、今日は特別。次はちゃんとやろうね。約束だよ」と言われたとします。
分かりにくいですよね。次っていつ?ちゃんとってどういうこと?約束?←きっと覚えてない。
で、次にダメって言われても、受け入れられるわけないし、混乱しちゃう。そんな感じかなと思いました。
あとは口調と対応の仕方。「ダメだよ〜」と言ってるけど、いいよの時との差がなくて分からないとか、言葉だけで動かそうとしていて、言葉で通じてなかったら、止めに行くことがないとか。
ダメな時は一貫してダメって言うけど、遊んでいい時もきっと分かりやすくて、先生やってるなら子どもと遊ぶの嫌いじゃないと思うので、いっぱい遊んでくれたら、それはそれは最高ですよね。
もしかしたら、保護者にとっては、当たりが強いと感じることもあるかもしれませんが。
そして、厳しさが先生がやりやすくするためにしていることか、本人や周りの子どもたちのためにやっていることかの見極めも必要ですね。
そこまで、保護者が目を光らせるのはなかなか難しいと思うのですが、どっちかは、子どもがきっと教えてくれますね。子どもが好きと言ったり、態度で示したりしていれば前者でしょうし、そうでなければ、後者でしょう。
周りの大人はいろんな人がいて、いろんな言い方をされるからこそ、子どもにも刺激があり、それが経験値となるので、みんなが同じになってしまっては意味が無いですし、ほんわりした雰囲気も、もちろん大切です。
なので、全員が厳しくなる必要もなければ、厳しい先生=いい先生というわけでもないです。
ただ、それぞれの個性を生かしながら、子どもにとって、分かりやすい環境であれば、落ち着いて過ごすことができていくのではないかと、思うのです。
分かりやすい環境で、ある程度の理解をしてから、徐々にバリエーションを広げていくのが理想だと思っています。