発達

みんないい子だよ。

子育て相談を受け付けております。1人で抱え込まず、気軽に気持ちを言えたり、悩みを相談できる場所作りをしたいと思っています。

子どもの癇癪について

言葉でうまく伝えられない、話すのが得意でないお子さんは、自分の意思と反することが起きた時、癇癪に繋がることがあると思います。

出来れば癇癪起こしてほしくないのですが、意思が分かりにくい場合、仕方ない状況の方が大半だと思います。

大きな声で家だと親もイライラ、家でない場所だと周りの目も気になるし、心無い人からの言葉に傷ついたりということもあると思います。

癇癪を起こした時、収まって欲しいためにいろいろ考えて、恐らくこういうことだろうとやってあげてしまったり、物を与えてしまったことはありませんか?

それにより、静かにはなるかもしれないですが、また癇癪を起こせば大人が慌てて対応してくれると学習します。

ですので、癇癪は繰り返されることになります。親としては、こんなに気をつかって、いろいろやっているのに、またなぜ癇癪を起こすのだろうとやりきれない気持ちになります。

そして、もっとやってあげないといけないと先回りをしたりして頑張ります。それでも、やっぱり癇癪が。なんで?このループに陥ってしまいます。

親子と言えども、別の人間ですから、考えていることが全て分かる訳ではありません。子どもの方から「こうしたい」と言ってくれたら、いいのですが、そうでない場合は分からないことも多いと思います。親なのに。毎日一緒にいるのに分かってあげられないなんてと、自分を責める必要は一切ありません。

他の誰よりも分かっていることは確かですが、全部は無理です。

さて、どうするか。『 癇癪を起こした時は取り合わない』です。

理由が分かっている場合も、それはダメでしょっていう理由の時は同じです。

まずは家で、ご近所のことも気になると思いますが、癇癪を起こさせておいて、おさまるのを待ちます。今まで対応していた分、長く癇癪が続くでしょうから、親も発狂しそうになると思います。でも、これは、ある種戦いです。

子どもの気持ちと自分の気持ちとの。

ここで負けたら、癇癪が続く、多くなるかもしれないと思い、心を鬼にして。

今まで声をかけていたのが、子どもにとって普通ななっているので、何もしなかったら、さらに声が大きくなります。

そこでも頑張って対応するのを我慢して下さい。声が大きくなるのも想定内と思っておいて下さい。

そして、おさまった時に、理由が言えるお子さんであれば、理由を聞いてあげてください。その時に言えなかっただけかもしれないので、理由が分かったら、怒らずまず言葉で言うようにお話してください。

理由が言えない場合は、自分でおさまったことを認めてあげる意味で抱っことか、抱きしめるとか、頭を撫でるなどしてあげてください。

「いやだったねー」と共感の言葉をかけながら。

理由が予測がつく場合も、同じく身体接触をしながら、声をかけてあげてください。

これは、1回で癇癪が無くなる魔法ではありませんので、何回か同じ状況を繰り返すことになると思いますが、だんだんおさまるまでの時間が短くなってくると思います。

回数も少なくなってくると思います。

そして、最終的にはなくなるはずです。

家以外の場合も、基本的には同じですが、それがどこかによるので、その場でというのが難しいこともあると思います。

そういう場合は、人通りが少ない迷惑にならない所に抱き抱えて運ぶとか、車に乗り込むとかそういった配慮が必要になりますね。

子どもが癇癪起こしてて、親が周りの迷惑を気にしながらそばにいたらだいたいの人は、見逃してくれます。心ないこと言う人はその人の心が狭いのです。

子どもの気持ちを尊重したいけど、それが出来ない時、気持ちが分からない時はどうしてもあります。子どもが大人に合わせるということも大切な社会性です。

ぜひ、試してみて下さい。