発達

みんないい子だよ。

子育て相談を受け付けております。1人で抱え込まず、気軽に気持ちを言えたり、悩みを相談できる場所作りをしたいと思っています。

特別支援について

今年は、コロナウィルスの影響で、子ども達の生活は、6月から本格始動になっています。

小学校への障害を持つ子の就学についての説明会を例年なら行なっている自治体も、集団での集まりを避ける観点から、中止となっていて、戸惑われている保護者さんも多いと思います。

就学への流れも、自治体により差があり、学校への連絡から全て保護者が行なわなければいけない自治体と、幼稚園や教育委員会などが橋渡しとなってくれる自治体があります。

どちらにしても、保護者にとって、まずどこに在籍するのが我が子にとって良いのかが迷うところだと思います。

ただ、1年生で選んだ選択で、これからの人生全てが決まってしまうわけではありません。修正可能です。年度ごとで、在籍を決めて欲しいと言われる場合が多いと思いますので、まず1年のスパンで考えて頂けたらと思います。

1つ気を付けないといけないのが、お子さんにとって、心地よい環境です。

特別支援学校や特別支援学級では、体験をやっている学校も多いと思いますので、体験に行ってみて、お子さんと保護者さんが感じたことを大切にして欲しいと思います。

そして、学校に行くねらいです。

のんびりとお子さんのペースに合わせた方が伸びるのか、周りの刺激を受け、モデルを見てやっていった方が伸びるのかというお子さんのタイプから、どちらの環境を選ぶか、学習をしっかりやりたいのか、子ども同士の関わりに重点を置くのかなど。(これは、普通学級に行く選択も含めです)

実際、学校に行き始めてからのフォローとして、大まかに言えば普通学級に行ったら、学習のフォローが必要、支援学級、支援学校に行ったら、友達を作ることにフォローが必要になります。自閉症スペクトラムのお子さんの場合は、人との関わりでのフォローは、どこに行っても必要になると思います。

そして、一年ごとに今の居場所でいいのかの見直しをしていく感じになります。

そして、大きくなるにつれて、社会に出るという将来が見えてくるのですが、人との関わりという視点は、社会に出る上で必要になります。

挨拶ができる、報告ができるなど基本的なところですが、それがしっかりできるか出来ないかで、評価が変わってきます。

ここからは、少し対象が狭い話になるかもしれませんが、障害者雇用で、企業に入りたい場合、少しでもいい環境で働かせてあげたいですね。大きい企業に入った方が、職員の対応や設備の面でメリットは多いです。

では、大きい企業に入るにはどうしたら?

高校進学の時点で高等特別支援学校を選ぶと確率は高くなります。高等特別支援学校の試験は、学習と社会性の両方の試験が行われます。

臨機応変に動けるか、言葉使いなども社会性の試験の中に入ってきます。

そこを目指すには、人への意識とともに選択、判断、協調性などの力を伸ばすことを療育の場や普段の生活の中で意識して頂けたらと思います。