発達

みんないい子だよ。

子育て相談を受け付けております。1人で抱え込まず、気軽に気持ちを言えたり、悩みを相談できる場所作りをしたいと思っています。

親子の駆け引き

お子さんが落ち着いているのと、怒って癇癪起こしているの、どちらがいいでしょう?

こういう質問をしたとしたら、ほとんどの人が落ち着いている方と答えると思います。

その通りです。落ち着いていた方が、親子共に気持ちよく過ごすことが出来ます。

ただ、いつもそうしようと思ったら、親の方が、子どもの様子をいつも伺い、地雷を踏まないようにしないといけなくて、そんなことをしていたら、親の方が参ってしまいます。

なので、癇癪は起こしてもいいんです。

子どもの中にも理想があり、自分が好きなように、楽しいように進んでいくことが一番快いはずです。

でも、親を始め、周りの人との関わりによって、それが崩されるのです。そりゃ、怒れるでしょう。でも、それがないとどうなるでしょう?広く言えば社会ですが、集団生活に入っていくことが困難になります。

癇癪を起こしながらも、人間関係を学んでいるのです。

大きな声で泣いたら、思い通りになる。子どもは、自分にメリットがあることに対して敏感なので、その関係性に気付くのは早いと思います。

誰でも自分がやりたいようにやりたい。けれども、それが許される時とそうじゃない時があるよということを教えて行かなければならないので、癇癪も教育の一環と考えたら、楽じゃないでしょうか?

癇癪を起こす場合、大体が何かひとつのことにしか、注目できていない時だと思います。

ASDのお子さんの場合は、こだわりや、新しいことへの苦手感でいつもと違うことを嫌うと思います。

今、こうしたいと思ってるけど、こういう方法もあるよ、とかこれを使ってもいいよね、とかこれも面白いよ、とか、少しずつお子さんの視野を広げ、違うことへの柔軟性を持たせてあげると良いと思います。ひとつのことの答えはひとつとは限らないということを教えることが選択をすることや、想像力にも繋がっていきます。

ただ、大人が注意したいのは、同じ状況と事柄なのに、昨日はダメと言って、今日はいいと言ってしまう。これは、お子さんを混乱させてしまうので、まあ、1回くらいなら…とならず、一貫していきましょう。

一貫してさえいれば、マイナーチェンジでもいいですし、まずは、この場面でやめさせたいというところから始めていけば良いと思います。

あまり、頑張りすぎるといつも癇癪になり、親のメンタルがもちません。

しばらく泣くことが続いても、時間的には減っていくはずです。(初めだけ少し増えることがあるかもしれませんが、それでも思い通りにいかなかったら短くなるはず)

そして、泣かずに我慢出来るようになった時は、褒めまくりましょう。

前にも癇癪について書いているので、重なる部分はあるかと思いますが、少しだけ違った視点で書いてみました。

これはお子さんとの駆け引きです。切り替えなど、いずれお子さんが自分の力で気持ちを立て直す練習と考えるといいかもしれません。