発達

みんないい子だよ。

子育て相談を受け付けております。1人で抱え込まず、気軽に気持ちを言えたり、悩みを相談できる場所作りをしたいと思っています。

就学先決定と学校との付き合い

どこの小学校の就学時健診が終わったのではないでしょうか?

年長さんの保護者さんは、就学先についてずいぶん迷われたことと思います。

以前は、就学時健診までに決めて欲しいと言われる学校が大半でしたが、最近は年末までとか、2月まで猶予がもらえる学校が増えました。(自治体にもよると思いますが。教育委員会の判定が出る自治体もありますよね。)

インクルーシブ教育、地域で生活していくなどの流れになってからもうかなりの年月が経っているのにも関わらず、なかなか進んでいないのが現実ですし、通級を使いたくても全部の学校にあるわけでもないです。そして、他の学校で通級をしようと思うと親が送迎、往復の時間は授業の時間が削られてしまうなど、問題がありますね。そして、通級の頻度や内容も学校によって差があるという、なんとももどかしい感じです。

中学もさらに、通級のある学校が少ないので、なかなか利用が難しいようです。

先日、同業の友人から、高校受験を視野に入れ、中学から普通級に行ったものの、負担が大きく不登校気味になってしまったお子さんがいると聞きました。親子共に頑張ってやっていこうという思いがあっただろうに、過ごしにくかったのだろうと推測しました。もちろん、すべてのお子さんに当てはまるわけではないので、上手くやっていける場合もあると思いますが、心のよりどころになるような場所が、学校にないとキツいこともあるかなと思います。

不親切なこと、理不尽なことを就学先を決める時期になると多々聞きます。

それを聞く度に切ない思いになっているのですが、逆に学校に任せておけないという感情も同時に出てきます。

保護者さんの中には、学校にあまり言いすぎるとモンスターペアレントと思われるのではないかという不安も聞きますが、モンスターペアレントは、無理なことを自分の都合で言う親であると思うので、子どものために、先生に特性を知って貰うこと、少し配慮したいことを言うのは、それに当たらないと思います。あと、親の方も先生に協力し、家で出来そうなこと、例えば予習、復習、人と接する時の言葉使いを教えるなど、行なって、要求ばかりにならないことが、学校生活のサポートになると思います。親が協力する姿勢を見せた上で、先生にいろいろ伝えることで、先生も巻き込んじゃいましょう。

また別の話になりますが、今時の祖父母は、ある程度理解があるかと思えば、そうでも無いようで、支援を受けることが、将来の結婚とかに影響するのではないかを懸念して、反対をする話もよく聞きます。何が正解かはないとは思いますし、分からないですが、決定権が親にあるのは、子どものことを1番分かっている存在だという理由だと思いますので、翻弄されないように自分の目を信じて決めて行けば良いと思っています。

こう書くと、親の責任重いってなるかもしれませんが、前述の通り、正解は分かりません。

1年ごとの見直しも出来るはずなので、子どもの姿を見ること、自分の思いだけが優先になっていないかなど見ながら、決めていきましょう。