模倣をすること
全ての学びは模倣から始まると言っても良いほど、模倣は子どもにとって大事です。
なので、身近な大人の真似をしながら、子どもは、色んなことを学んでいきます。
もちろん、それだけでは学べないので、教えてあげる必要はありますが。
模倣をしてほしい場合、楽しい演出が必要な場合もあります。模倣には、その相手が好きであること、それをやってみたいと思うことという要素が必要です。
ちょっと恥ずかしいかもしれないですが、子どものレベルに大人が下りて、接することが大切です。
でも、全然、模倣しないなと思われるお子さんもいらっしゃると思います。多くがASDのお子さんだったりします。
自分の世界から抜けられない場合、人の行動にも興味がないので、模倣しようとも思いません。
そういった場合は、まずはこちらに興味を持ってもらう必要があります。
その方法のひとつが逆模倣です。子どもがしていることに介入していくことがなかなか難しい場合、こちらに興味を引く必要があるので、子どもがしていることを、大人が模倣していくのです。
子どもが、えっ?何してんの?ってこちらを向いたら、まずはOK。
それをしているうちに、大人の行動に少しずつですが、興味を持つようになります。
そして、模倣が始まります。そして、一緒にすることを楽しめるようになれば、1人の世界から周りへの扉が開いてきたということです。
ここまで来るのに、どれくらい時間がかかるかは、個人差ありです。
変化なしと思っても、いつもやっていれば、必ず積み重なっているものはあります。
いつになったらやってくれるの?
そう自分が思った時、子どもが見通しが持てずにパニックや癇癪を起こす気持ちと共感。